「コロナ自粛」の功罪④

○  三度発出された「緊急事態宣言」に異義あり❗

新型コロナ きょうから3回目の“緊急事態宣言” 4都府県が対象 | 新型コロナウイルス | NHKニュース

 「まん延防止等重点措置」の実施もむなしく、感染者数は下げ止まるどころか、大阪をはじめ、都市部では軒並み「第4波」の勢いが止まらない状況を受けての“政治的決断”がなされた。

 敢えて“政治的決断”と書いたのは、今回の「緊急事態宣言」の効果に懐疑的だし、デメリットがあまりにも大きすぎると思うからだ。

 

 実際、「まん延防止等重点措置」の最中は、地域を限定してるからか、都内では対象となった地域の隣接地域では、逆に人流は増えていたり、飲食店の時短にしたって、その分短時間で混雑がひどくなったり、、、。

 また、医療・介護従事者のように緊張感をもって自粛生活をしている方々がいる一方で、そうでない方も少なくない現実があり、とにかく実態としては、ちぐはぐさが目立っているのではないだろうか。

 では、「緊急事態宣言」を発出すれば、こうしたちぐはぐさは解消されるのか?

 

○ 規制すべきは何なのか?

 分かりやすい例として、会食が感染リスクを高めるというのは、それはそうだろうなと思う。

 毎日繰り返す、食事という日常生活行為が飛沫感染のリスクが最も高くなる場面であることは、否定しようがない事実である。

 だからと言って、やりすぎじゃないって思う。

酒がそんなに悪いのか! 飲食店が緊急事態宣言の酒類提供の禁止に本気で激怒するワケ(東龍) - 個人 - Yahoo!ニュース

 クラスター要素の可能性があるものとして、飲酒を伴う会食が、ターゲットになっているが、お酒が悪いわけじゃない。もし仮にお酒を排除したいなら、スーパーやコンビニの販売はどうなんだろう?

 自分の知り合いは、飲み屋街で集まれないから、スーバーでお酒を買い込んで、5人以上の会食をしたりしている。こーいうのは見えにくい。

 結局、「自粛慣れ」した人たちの行動が変わらない限り、「緊急事態宣言」の感染対策上の効果より、経済面でのデメリットの方が大きく、解除後程なくして、「第5波」到来とならないか危惧している国民はかなりいるんじゃないかと思う。

 

 杞憂に終わればいいんだけどね。

「コロナ自粛」の功罪③

○ 雲行きがあやしくなってきた⁉️

大阪府の新規陽性者は過去最多となる1209人、陽性率は6.8%

https://www.lmaga.jp/news/2021/04/249648/

 

 上記報道によると、大阪府の新規感染者数は、ここにきて、4日連続で過去最多を更新しており、近隣の兵庫県も含め、この流れが地方にまで波及するとどうなるのか。最近は、感染スピードが早く、10代にも感染力があると言われている「変異株」の感染者も増えており、再び全国一斉の「緊急事態宣言」が発出されるのか気になるところである。

 

○ ゴールなき「自粛生活」の弊害

 飲食店や観光業だけではないが、いったいいつまで我慢すればいいのか見通せない状況が、未来への希望を奪っている。

 例えるなら、マラソンのゴール(競技場)がやっと見えてきたのに、そこはゴールではなく、スタートラインだったので、「さすがにもう走れない」といった心境だろうか。

 コロナ禍は戦時下に例えられることもあるが、ある意味、空襲等目に見える危機だと分かりやすく、全国民的に自粛やむなしとなるかもしれないが、目に見えないコロナウィルス、基礎疾患のある方や高齢者以外は、無症状、軽症がほとんどと言われているなか、感染リスク以上のデメリットがないのか冷静に検証する必要があるんじゃないかと思うが、マスメディアではそういったアプローチの報道はほとんどなされない。

 長引く「自粛生活」は、経済的ダメージだけでなく、身体的な健康面やメンタルヘルスにも影響は大きいが、今のところ経済的ダメージを数値化するほど、因果関係を示すエビデンスが出揃っていない。とはいえ、肌感覚では、高齢者の免疫力は逆に低下し、家族と会えない期間が長期化するなかで、認知機能の低下した高齢者の実数は格段に増えている。

 また、感染リスク自体は少ないと言われる児童や学生も間接的にコロナ禍で失われたものは多い。

 大人にとっては、「今年は無理でもまた来年」と考えられることが、そうでないことがたくさんありすぎる。子どもを持つ親世代として、すべてコロナのせいにして「運が悪かったね。仕方ない。」と簡単に言ってしまうのは憚られる。

 

 「答え(正解)のない時代」「先行き不透明な時代」は、まさにコロナにどう向き合っていくかということなんだなと痛感している。

 

 

 

「コロナ自粛」の功罪②

 コロナ禍で「自粛生活」が始まり、早一年!

自分自身が今、何を感じているか。

 大きく2つ。

ひとつは「自粛疲れ」

もうひとつは「自粛慣れ」

 

 今回は、「自粛疲れ」について思うところを書いてみたい。

 

◯ 自粛疲れ

 この季節、本来なら花見を楽しんだり、爽やかで陽気な気候も相まって、気持ちまで何だか高揚し、個人的にもとても好きな季節なんだけど、あまりテンションは上がっていかない。“すべてコロナのせいだ”とは言わないけど、明らかにコロナ禍の「自粛生活」に疲れ、心身ともに疲弊している。

 「自粛生活」に対する耐性は、個人差があるとは言え、コロナ以前のライフスタイルの変更を余儀なくされたことで、ストレスは間違いなく増大している。もちろんコロナ禍でも「自粛生活」を工夫して楽しく過ごしている人たちがいることも承知している。

 ただ、問題なのは、ライフスタイルの選択肢が、「自粛生活」がデフォルトとなり、それ以外のライフスタイルは感染状況や世の中の「同調圧力」によって、積極的に選択するわけにはいかなくなったということだ。

 実際、個人的にも、送別会や歓迎会は最初から計画すらしていない。メディアでは、歓送迎会が明るみになっただけで、叩かれるご時世だしね。

 目下、「第4波」と言われているが、感染者数にフォーカスした報道をやめない限り、夏場には「第5波」とかになって、インフルエンザみたいな扱い(5類感染症)にはならないんじゃないかな。

 そうなると、オリンピックどころじゃないし、ゴールの見えない「自粛生活」がだらだらと続くことになる気がして、正直気が滅入る。

 

 長引く「自粛生活」を楽しむ方法を模索しつつ、ステイホームではなくステイタウン、「自粛」ではなく「半自粛」の自分なりのライフスタイルの確立を目指してみようと思う。

 

 

「コロナ自粛」の功罪①

○ 初めての自粛体験!

 40数年の人生において、初めて外出自粛をしたのがちょうど一年前の春のこと。まだコロナウィルスの実像がつかめず、ただただ不安な日々を過ごしていた。当時は、全国的な「緊急事態宣言」下で、外出する機会は、日常生活用品の買い物と運動不足解消のためのウォーキングぐらいしかなかったことを今更ながら思い出した。

 当時のコロナウィルスの感染対策上の成果がいかほどのものだったかはさておき、個人的には、これまでとは違った時間の使い方をすることで、ライフスタイルの見直しのきっかけになったし、新しい価値観も芽生えたので、長い人生こんな時間があってもいいよねと前向きに捉えることができたと思っている。

 

○ 2回目の「緊急事態宣言」は意味あった?

  一部の都府県では、今年の1月に2回目の「緊急事態宣言」が発出され、感染者数が下げ止まりせず、リバウンドが懸念されるという理由で、割りと最近まで続いていた。相変わらず、不要不急の外出は控え、飲食店の時短要請もなされていたが、感染対策上の効果があったのか?仮にあったとしても、国民生活(とりわけ経済)への影響と比較して、本当に正しい判断だったのか?

 

 次回から、イチ生活者の視点から、「コロナ自粛」に対して率直な意見を述べていきたいと思う。

コロナワクチンの「実験」進行中❗

○問題なのは開発スピードだけではなかった❗

 最近まで知らなかったんだけど、コロナワクチンは「遺伝子ワクチン(DNA・RNAワクチン)」という特徴があるらしい。このDNAをヒトに筋肉注射することで、筋肉細胞がコロナの抗原を合成し、この抗原に対して白血球が抗体を作成し、防御体制の免疫が確立するという仕組みなのだとか。

 で、いったい何が問題なのか?

 実はこの遺伝子ワクチンは、わずか一年足らずの開発スピードもさることながら、これまで世界で承認されたことのない方法で作成されたワクチンということは、医療関係者なら知識として知っているかもしれないが、一般国民は知らないんじゃないかと思う。

 インフルエンザをはじめとするこれまでのワクチンは、すべて「鶏卵法」で作成されており、不活化弱毒化したウィルスの抗原を接種するのに対し、遺伝子ワクチンは、精製したウィルスの遺伝子を直接接種し、体内で抗原と抗体の両方を作らせる方法なんだとか。

 

○大量実験をしながら、効果はこれから確かめる⁉️

 専門家でないと、鶏卵法と遺伝子ワクチンの違いは、いまいちピンとこないかもしれないが、これまで明確に線引きしてきたからこそ、遺伝子ワクチンは、一例も承認実績がなかったと説明されたら、少しは理解できるのではないかと思う。

 医療関係者や高齢者が先行して半ば強制接種が進行中だが、遺伝子ワクチンを人体に打つということは、人間の遺伝子組み換えに繋がりかねない危険性をはらんでいると言っても過言ではないだろう。

 接種直後の副反応ばかりではなく、中長期的にどういう影響が出てくるのかは、現時点では分からない。何せこれまでのワクチンのように少なくとも数年単位の実験データの蓄積がないわけだし。

 コロナワクチン接種ありきの空気感が醸成された今、接種後のネガティブな情報は、マスメディアではほとんど報じられることはないだろう。

 

 コロナ時代は、今まで以上に情報にどう向き合うかが問われている。