感染者数の報道は、いつまで続くのか⁉️

○ 累計感染者数から見えてくるもの

新型コロナウイルス感染症まとめ - Yahoo!ニュース

 

 日々更新される新型コロナウイルスの感染者数のまとめ報道。Yahoo!ニュースで時々チェックしているが、今回注目した数値は、「累計感染者数」742,256人(5/29時点)である。

 通常インフルエンザとかもそうだが、累計感染者数を報道で取り上げるにしても、年単位の累計であり、今回の新型コロナウイルスの感染者数の報道のように、国内第1号の感染者が確認された、2020年1月15日から1年4ヶ月経ってなお、ひたすら数字が膨れ上がるありきの報道のあり方には恣意的なものを感じる。

 ちなみに、国立感染症研究所によると、インフルエンザウイルスの累計感染者数は以下のようになっている。

 

 ⚫約1046万人(2016~2017年)

 ⚫約1458万人(2017~2018年)

 ⚫約1200万人(2018~2019年)

    ⚫約729万人(2019~2020年)

 →インフルエンザの推計受診患者数


 ⏺️30万2623人(2020/1/15~2021/1/14)

  →新型コロナウイルスの「陽性者数」

 

 ー新型コロナウイルスと季節性インフルエンザウイルスの年間感染者数の比較(2021年1月14日時点) 

 

 上記の統計からも明らかなように、インフルエンザウイルスの感染者数は、ざっくり毎年約1000万人と言われている。

 それに対して、新型コロナウイルスの感染者数は、冒頭で紹介したように、1年4ヶ月経ってなお742,256人。何と2桁も違うのはびっくりである。

 仮に、統計データを公平に比較できるように、条件をある程度そろえたら、302,623人(2020年1月15日~2021年1月14日)となる。

 

○  「感染者」のカウントの仕方が大きく違う

 最近自分の住む地方都市でも、日々、“新規感染者が◯名”という報道がなされ、スマホにもその詳細が届くので、その内容に注目しているが、高齢者施設系のクラスターとかを除けば、新規感染者の大半は働き盛りの現役世代が多く、しかも症状は無症状ばかりが目立つ。そうでなくても軽症どまりとなっているのが実態である。

 つまり、何が言いたいのかと言うと、先ほど紹介した国立感染症研究所のデータの見方は、インフルエンザウイルスの感染者数は、実際に発熱等の症状が出た受診患者の総数だが、新型コロナウイルスの感染者数は症状の有無とは関係なく、PCR検査で陽性になった人をすべて計上した総数であるということ。

 インフルエンザだって、いわゆる濃厚接触者とかにPCR検査を実施をしていけば、更に「感染者」は増えることになるが、指定感染症の分類が異なるから仕方ないとはいえ、マスメディアの皆さんにはそのあたりも踏まえて、恐怖を煽り過ぎず、冷静な報道もしてほしいもんである。

 

 

 

 

2年前の日常の「有り難さ」をかみしめる日々

 当たり前だった”普通の日常生活”が、「自粛」の名の下に、様々な制限がかけられるようになって早や2年の月日が経過した。コロナ禍の生活も、当初は少し楽しめる余裕もあったが、ゴールが見えない状況に、心身共に悲鳴を上げるんじゃないかと心配な気持ちを日々抱えながら過ごしている自分がいる。

 もともとインドア派だし、旅行や飲み会等に対する渇望感はそんなにないが、もしそんな気分になった時に、計画することすらできないのはやはりストレスである。

 最近はいろんな場面でオンラインが多用されてるが、オンライン飲み会は味気ないし、オンライン会議も協議するにはあまりにも不十分で、かえってストレス溜まるんじゃないかとさえ思う。

 このまま仕事と家の往復だけの毎日だと、そのうち心が呼吸困難になりはしないかと心配である。

 

 いやはや、2年前のあの日常はいつ戻ってくるんだろうか?

「コロナ禍」のメンタルヘルス

 「コロナ禍」でなくたって、ストレス社会でメンタルヘルスはとても大事。

 仕事を辞める理由のトップは“職場の人間関係”と言われているが、うつ病適応障害等を発症し、メンタルヘルスの問題で、仕事を辞めざるを得なくなる人が年々増えているのは由々しき事態である。

 さらに、追い討ちをかけるように、昨年春から「コロナ禍」という強力なストレス要因が加わった。

 だからといって、時代のせいにしてたら、誰もがメンタルヘルスに何らかの異常をきたすかもしれない。

 そういう意味で、自分の心は、外的要因のせいにせず、自分で守る術を身に付けなければならない。

 普通の病気と一緒で、何よりも予防が大事。個人的にも、普段の生活習慣を見直し、思考の癖を見直し、一日一日目の前のことに集中し、翌日に不穏な気持ちを持ち越さないようにしていきたい。

 

 

 

 

 

「緊急事態宣言」やっぱり延長❗

政府 緊急事態宣言 4都府県31日まで延長と愛知 福岡追加を決定 | 新型コロナウイルス | NHKニュース

 

 予想通り「緊急事態宣言」は延長となった。もはや驚きはまったくない。

 朝からワイドショーはこのニュースで持ちきりだ。

飲食店や商業施設等の声が紹介されていたが、もはや諦めを通り越し、無力感でうちひしがれている経営者等の映像も定番となってきた感がある。

 

 たしかに、感染力の強いと言われる変異株、一部医療機関の逼迫等、具体的な解決に向けて見通しはたてないといけないが、マスメディアの報道ばかり見てると、本質を見落とし、お先真っ暗な未来しか描けなくなるのではないかと不安になる。何より精神衛生上もよくない。今のところ飲食店の方々のような経済的な打撃は受けていないが、風向きが変わればいつ当事者になるやもしれず、「コロナ鬱」に陥ってしまう心境も分かる気がしてきた。

 

 ということもあり、このブログで取り上げるネタは、コロナ関連ばかりアップしてきたが、いったんコロナからは距離を置こうと思う。なぜなら、そもそもこうした「コロナ禍」のご時世にあっても、周囲に振り回されることなく、ゆっくりと自分らしさを失わずに生きていきたいという気持ちから、ブログタイトルもつけた経緯があるから、ブログを見返したときに、気持ちが沈むようなものにはしたくないからである。

 

 

「コロナ自粛」の功罪⑤

緊急事態延長不可避か 5連休明け判断 厳しい感染状況(産経新聞) - Yahoo!ニュース

 

 いやはや、最近は「自粛疲れ」もあるけど、テレビをつけても、ネットニュースを見ても、真っ先に飛び込んでくるコロナ関連ニュース見るのが、いいかげんしんどくなってきた。

 

 冒頭引用した三度目の「緊急事態宣言」の延長が不可避ではないかという報道にしても、多くの国民が「やっぱりそうなるよね」って思ってるんじゃないかな。

 だいたい、昨年のゴールデンウィークは初めての「緊急事態宣言」のまっ最中で、コロナウイルスの実態もよく分かっていなかったから、人流抑制を声高に叫ばなくても、自主的に多くの国民が自粛したかもしれないが、いくら変異株の感染力が強いと言われても、「自粛慣れ」した現状では、人流抑制に過度に期待できないことはある程度予測できたんじゃないかな。

 「緊急事態宣言」エリアでは、飲酒はダメ、旅行も控えて、近場で行楽を楽しもうと思いきやそれも難しいとなれば、昨年のゴールデンウィーク、お盆、年末・年始とずーっと我慢した帰省でもしようかという流れになってはいないだろうか?

 冷静に考えたら、近場で家族だけで行楽を楽しんだり、家族旅行で移動するよりも、帰省がいちばん飛沫感染リスクが高いんじゃないかと思う。久しぶりに家族そろって会食するし、何ならアルコールだってついてくる。普段会えない人にも久しぶりだからと会ったりすることもあるのが帰省の醍醐味だしね。

 そういう意味では、ゴールデンウィーク明けて早々の5/11までという期間設定もどうかと思う。

連休中医療機関は休みだから、影響が出始めるのは、帰省の往来が落ち着いてからなので、当初の予定通り「緊急事態宣言」を解除すると、その後に今度は地方でも感染者が急増するという可能性は否定できない。

 ちなみに、初回は1ヶ月半、二度目が2ヶ月だったのに、今回あれだけ変異株で感染者急増、医療機関が逼迫し限界だと大騒ぎしてるのに、三度目の今回はたった17日間の「緊急事態宣言」。これも違和感ありまくり。ネットでは、lOCのバッハ会長が5/17に来日するからそれまでに解除したかったのではというコメントも見かけるが、さもありなんという感じ。

 

 けちばっかりつけるようだけど、やることなすこと変だよねって思ってしまう。